スクール
TOP気候変動、感染症の世界的流行、移動の制限、分断された社会、地域再生などの言葉がこの時代を彩るとき、アートはそうした社会やそこで生きる人々と、どのような関係を結ぶことができるのでしょうか。新たな価値や視点を提示しながら世界のあり方を問うアートについて、アーティストやキュレーター、研究者たちと考えを深めます。
2022年度は、7つの基礎コースと選択制の視点のプール16レクチャーを少人数で開講します。レクチャーは、基本的には対面で行いますが、場合によりオンラインで実施することもあります。
基礎コース
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アートヒストリー(AH)
現代アートとは何か、という問いに向き合うために、過去200年の美術の歩みを辿ります。
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アーティスト(Ar)
表現者の思考と技術がどのように同時代の社会と関係を結ぶのかについて、実践的に取り組むコースです。
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ライティング・ベーシック(WrB)
作品や展覧会を見て考えたことを言葉にする、全8回の入門的なコースです。
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ライティング・アドヴァンスト(WrA)
視点と思考を明らかにして、作品や展覧会などについての文章を書く、全6回の基礎的なコースです。
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リーディング ラディカルな歩行について(Re W)
歩くことの社会的な意味について、関連するテキストを読みながら考えます。
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リーディング 絵画の力学を紐解く(Re P)
講師の著書『絵画の力学』と関連するテクストをいくつか選び、講読します。
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リーディング エコロジーを考える(Re E)
人間と地球の関係がどこでおかしくなったのかというところからエコロジーの考え方を紐解きます。
視点のプール
視点のプールは、現代アートと同時代の関係について、一歩踏み込んで考えるための選択制レクチャーです。同時代のアートに触れるために、アート、生きる糧として、時代の転換期と芸術、グローバルスタディーズまで、4つの視点16レクチャーを開講します。
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同時代のアートに触れるために
ギャラリーの舞台裏 / 美術館へ行こう! / リニューアルで美術館はどう変わる?/ アーティスト・イン・レジデンスの今
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アート、生きる糧として
つくる記憶、つくられる記憶 / 拡散するアイデンティティについて / 生きる糧としての芸術とは? / 他者の時間と記憶をかたどること
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時代の転換期と芸術
ゲルハルト・リヒター、リアルとは? / 自由を求めて 個が開く大正期の芸術 / 人間と芸術の変容 第一次世界大戦が落とした影 / エコロジーとアートの交点をさぐる
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グローバルスタディーズ
誤訳と誤読から見える世界 / 飛ぶ体、飛ばない体 / 大陸のあいだ、国のあいだを表象する絵画について / 境界に触れ、境界を超える(border, edge, fringe)
ゲスト講師
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荒木悠
美術家
Photo: 大野隆介 / Ohno Ryusuke -
飯山由貴
美術家 撮影:金川晋吾
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大柄聡子
Satoko Oe Contemporaryディレクター
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沢山遼
美術批評
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中原淳行
東京都美術館学芸員
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桝田倫広
東京国立近代美術館主任研究員
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百瀬文
美術家
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森啓輔
千葉市美術館学芸員
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森弘治
美術家
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森田浩彰
美術家
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森元庸介
東京大学大学院総合文化研究科准教授
基礎コースと視点のプール以外のプログラム
只今、開講講座はございません。