アートト

ライティングA/B(WrA/WrB)

スクール

各定員8名 各全7回

ライティングA 2025年6月〜9月 土曜日16:00〜18:00

ライティングB 2025年9月〜12月 日曜日14:00〜16:00

※ライティングA、Bの違いは、開講日時です。構成と内容は、同じになります。

作品や展覧会を見て考えたこと、またふだん感じている疑問や違和感から考えた企画を文章にして伝える方法を学びます。書くことの手前にある見ることや感じることに時間をかけ、少しずつ言葉を紡いでゆきます。アートを言葉にして客観的にとらえたい、また作品づくりにおけるコンセプトを明快な文章で伝えたいと考えているアーティストにおすすめです。

すべての回は、小澤慶介が担当します。

作品をよく見て言葉でとらえる

WrA 6月7日(土)16:00 – 18:00 / WrB 9月7日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


基本的なレビューの書き方を紹介したあと、さっそく作品を鑑賞してレビューを書く準備をします。時間をかけて作品を見てゆくとアーティストの意図がさまざまなところに見つかります。それらを書き出し、ディスカッションでさらに作品が伝えようとしていることに対して理解を深めます。

作品の成立背景を踏まえてレビューを書く

WrA 6月21日(土)16:00 – 18:00 / WrB 9月21日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


ディスカッションをとおして作品に対する視点や読み解きを明快にし、レビューを書きはじめます。忘れてはならないのは、作品から得られる情報をもとに書くこと。その上で、アーティストの同時代に対する問題意識や作品を成立させている政治・文化的な背景目を配り、より客観的なレビューを目指します。

展覧会をよく見て要点を言葉にする

WrA 7月5日(土)16:00 – 18:00 / WrB 10月5日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


美術館などで開かれている展覧会を見学し、レビューを書きます。一つ一つの作品をじっくり見つつ、展覧会のタイトルやテーマ、作品、動線の関係はどうなっているかについて考えをめぐらせます。ディスカッションをとおして企画者の意図や展覧会が伝えようとしていることを言葉にして、理解を深めます。

展覧会のタイトルや主旨、作品の関係を読み解く

WrA 7月19日(土)16:00 – 18:00 / WrB 10月19日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


ディスカッションで出てきた展覧会を読み解くキーワードを整理し、レビューを書きます。展覧会が伝えようとしていたことは何か、それはどの作品あるいは展示構成、展示方法に現れていたかなどを吟味しながら、少しずつ言葉にしてゆきます。見ていない人にも展覧会の現場が伝わるように書くことを心がけましょう。

モヤモヤを言葉にして企画を考える

WrA 8月2日(土)16:00 – 18:00 / WrB 11月9日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


日ごろ感じている違和感や疑問などをディスカッションをとおして共有することからはじめます。違和感や疑問の背景にはどのような時代や社会があるのかを意識し、それらを関連づけながら客観的にとらえましょう。みずからの違和感や疑問をいくつかのキーワードにしたら、それらをより多くの人々と分かち合う企画を考えはじめます。

企画案を文書にまとめて伝える

WrA 8月23日(土)16:00 – 18:00 / WrB 11月30日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


企画案を文書にします。展覧会やシンポジウム、トーク、イベント、書籍などの場やメディアを想定し、タイトルや主旨、概要、登壇者などの項目を企画書にまとめましょう。より多くの人々に伝わるよう、わかりやすい言葉で明快に書くことを心がけます。

発表とまとめ

WrA 9月13日(土)16:00 – 18:00 / WrB 12月7日(日)14:00 – 16:00

講師:小澤 慶介


コースをとおして取り組んだ3つの課題の振り返りをしながら、受講生の到達点とさらなる課題の見極めをします。