定員10名 全5回
2025年6月〜8月 火曜日19:15〜21:15
空間の概念について理解を深めます。さまざまな社会空間は一見静的に見えますが、それを成立させている社会・政治状況や経済活動を踏まえると絶えず生まれ変わっているとも考えられそうです。アンリ・ルフェーヴルやミシェル・フーコー、エドワード・ソジャなどのテキストに触れながら、空間を考えるときに役立つ視点や思考を紐解きます。アーティストをはじめアートの現場に関わっている方におすすめです。すべての回は小澤慶介が担当します。
定員10名 全5回
2025年6月〜8月 火曜日19:15〜21:15
空間の概念について理解を深めます。さまざまな社会空間は一見静的に見えますが、それを成立させている社会・政治状況や経済活動を踏まえると絶えず生まれ変わっているとも考えられそうです。アンリ・ルフェーヴルやミシェル・フーコー、エドワード・ソジャなどのテキストに触れながら、空間を考えるときに役立つ視点や思考を紐解きます。アーティストをはじめアートの現場に関わっている方におすすめです。すべての回は小澤慶介が担当します。
6月17日(火)19:15 – 21:15
講師:小澤 慶介
社会空間とはなにかについて、アンリ・ルフェーヴルの『空間の生産』を参照しながら考えます。静的に見える空間を少し引いた視点からとらえ、資本の思惑や使い手の情動、現場の物理的な空間の絡まり合いから考え直してみます。
7月1日(火)19:15 – 21:15
講師:小澤 慶介
アンリ・ルフェーヴルの空間に対する考えは、1990年代においてどのように受け継がれているのでしょうか。エドワード・ソジャのテキストを参照しながら、第三空間をキーワードに考えます。
7月15日(火)19:15 – 21:15
講師:小澤 慶介
ユートピアと違って実在し、どの共同体にも見ることができるヘテロトピア。異郷とも見なされるこのヘテロトピアとはどこのことなのでしょうか。ミシェル・フーコーのテキストを読みながら、寄宿学校や監獄、墓地など、社会空間を鏡のように映し出す場について考えます。
7月29日(火)19:15 – 21:15
講師:小澤 慶介
高速化する近代社会において、多くの人々の移動や消費の目的のためにつくられ、もともとの土地の来歴とは関係なく成立する場、スーパーマーケットや空港、サービスエリアなどについて、マルク・オジェのテキストを読みながら考察します。
8月5日(火)19:15 – 21:15
講師:小澤 慶介
社会空間について4回にわたって深めた学びを振り返ります。さらに人新世といわれる時代において議論されている視点や考えを紹介しながら、社会空間のこれからにも思いをめぐらせます。