アートト

アーティスト(Ar)

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アーティスト(Ar) 定員10名 全14回

2026年6月〜2027年1月 日曜日10:00〜12:30 ※プレゼンテーションの回は10:00〜13:00

表現を作品にする力をディスカッションとプレゼンテーションをとおして養います。思いつきで表現するのではなく、なぜこの時代に表現をするのかという制作動機の確認からはじめましょう。そしてそれを表現に展開する方法や素材を見極め、試行と実験を重ね、思考と表現の強度を高めてゆきます。受講資格は特になく、作品を制作しつつアーティストとして自立した活動を目指す方であればどなたでも受講することができます。すべての回は、美術家の森弘治と小澤慶介によって行われます。一部で美術家の森田浩彰をゲストに迎えます。

作品のプレゼンテーション

6月7日(日)10:00 – 13:00

森弘治、小澤慶介


受講生がこれまでに制作した作品のプレゼンテーションからはじめます。どのような動機で制作をしているのか、またどのような形式や素材を選んで表現をしているのか。わかりやすい言葉で簡潔に伝えることを心がけましょう。作品制作における各受講生の関心を他の受講生や講師たちと共有します。

制作動機と表現についての自己分析

6月28日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


初回のプレゼンテーションを踏まえ、受講生各自がみずからの作品制作を客観的に把握する試みです。自分の強みはなにか、足りていないことはなにか、そして今後取り組むべきことはなにか。みずからの課題を洗い出し、それに向き合いつつ克服する手立てを検討します。

同時代のリアリティをさぐる WS

7月19日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


受講生各自がどのように同時代に向き合いなにを感じとっているのかを明らかにするため、新聞を使ったワークショップを行います。気になる記事や見出し、広告、イメージを切り抜き、グループでディスカッションをしながら視点や関心の相関関係を明らかにします。

同時代のリアリティから表現を考える

8月2日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


前回のワークショップをさらに掘り下げ、同時代に対する視点や関心を表現に展開するための一歩を踏み出します。切り出した見出しや広告、イメージなどが具体的に現れ出ている場所や空間、状況、時間などをリサーチし、それらの関係についてディスカッションをしながらさらに視点や関心について理解を深めます。

表現から作品を考える

8月16日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


ワークショップで得た同時代に対する視点や関心を表現へ展開する方法をさぐります。表現形式や素材などを検討し、リサーチで得たさまざまな事柄をどう表現に展開したら当事者ではない鑑賞者に伝わるかを検討します。慣れ親しんだ表現形式や素材にこだわらず、ディスカッションをとおして最適な表現方法をさぐります。

作品のボディーを構成する要素を考える

9月6日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


同時代に対する視点や関心から展開した表現がどのようにしたら作品になるのかを検討します。制作動機や表現する上で展開した思考、表現形式、素材の関係が一貫したものになるよう試行と実験を行う一方で、表現の強度を上げてゆくためにさらにディスカッションを重ねます。

新作のプレゼンテーション

9月27日(日)10:00 – 13:00

森弘治、森田浩彰、小澤慶介


前半で取り組んだ表現を発表します。制作動機と表現方法について簡潔に伝えるよう心がけましょう。他の受講生や講師からフィードバックを受け、作品の次なる段階へ向けた課題の見極めを行います。

「空間」から作品を考える

10月4日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


作品を「空間」から考えはじめます。与えられた展示空間と作品はどのように関係するのかに意識を向けます。哲学者や社会学者などの「空間」に対する考えや「空間」を成立させている要素をうまく取り入れた作品に触れながら、空間との関係で作品の強度を高める方法をさぐります。

空間を読み解く力をつける WS

10月18日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


「空間」についての理解を深めるため、実際に屋外に出て社会空間がどのように成り立っているのかを検証するワークショップを行います。ふだん滞りなく人や車が行き交い、さまざまなタイプの住宅が立ち並び、店舗や住宅が区画されている状況をよく観察しつつ、いったいなにがそうさせているのかをさぐり、ディスカッションをとおして共有します。

空間を成立させている要素から作品を検討する

11月8日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


作品と空間の関係によって作品の見え方が変わることについて、いくつかの事例を参照に理解を深めます。美術館で成立する作品があれば、廃墟や廃校だからこそ意味が浮かび上がる作品もあります。空間の力学を読み解きながら、作品が語ろうとしていることをより際立たせる方法を検討します。

作品から展示空間へ

11月22日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


受講生が取り組んでいる作品と展示の関係について考えます。ギャラリーや美術館などの制度的な空間を自明のものとせず、どのような空間でどのように展示をしたら作品がより生き生きとしたものになるかを意識し、ディスカッションをとおしてそのあらゆる可能性を検討します。

展示空間と作品の質を高めるために

12月6日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


受講生が同時代に対して感じているリアリティが作品をとおしてどのように展示空間に表されているかを見極めます。また、同じ作品でも壁にかけた方がよいのか、床に直に設置した方がよいのか、さらに鑑賞者の視覚や触覚などとどのような関係を結ぶのかなど、作品が語ろうとしていることから最適な展示方法を検討します。

新作のプレゼンテーション

2027年1月10日(日)10:00 – 13:00

森弘治、森田浩彰、小澤慶介


コースをとおして制作した作品のプレゼンテーションを行います。制作動機から表現したもの、そして展示への展開などの関係をみずからの言葉で伝えましょう。他の受講生や講師からのフィードバックを受け、作品をよりよくするための課題を整理し、さらなる試行と実験の手立てを検討します。

自立したアーティストになるために

2027年1月17日(日)10:00 – 12:30

森弘治、小澤慶介


課題や締め切りがあるから表現をするのではなく、みずから問題意識を持ち、それを表現へと展開し、作品をとおして問いを投げかけること。表現活動を持続的に展開する上で必要な考え方やスキルについて確認します。