アートト

アートと実践

スクール

アートプロジェクトをマネジメントする

6月24日(土)16:00 - 18:00

講師:三木茜


展覧会や芸術祭などのアートプロジェクトにおいて、アーティストやキュレーターに伴走しながら作品を展示空間において作り上げるコーディネーターの仕事について紹介します。縁の下の力持ちともいえるコーディネーターに求められるスキルは、芸術に対する理解と語学力、そしてコミュニケーション力といってもいいでしょう。実際に講師が経験した、あいちトリエンナーレ2019やANB Tokyoでの展覧会企画などをとおして、アートプロジェクトとアートの自由度を追い求める職能について考えます。

美術館へ行こう

7月22日(土)13:00 - 15:00

講師:小澤慶介


東京都現代美術館で開かれる展覧会を見学します。タイトルと作品の関係、また作品の順番、さらに各作品の具体的な展示方法、それらの関係をじっくり考えながら展覧会を味わいつくします。チラシやインターネットをとおして事前に手に入る知識や情報を追認するのではなく、現場で得られることから展覧会を経験します。展覧会の入場料や美術館までの交通費は受講生の負担になります。

アートと地域社会のこれまでとこれから

7月30日(日)14:00 - 16:00

講師:荻原康子


近年、各地で「芸術祭」が盛んに開催されています。芸術祭はアートの祭典であるとともに、社会の課題や期待を背負っているもの。地域の個性と結び付け、まちの活性化や多くの来訪者を迎える側面もあり、都市に限らず里山や島しょ部を舞台にしたり、ときには過疎が進む村落や被災地の記憶をつむぐような芸術祭もあります。芸術祭によって地域社会には何がもたらされているのか。瀬戸内国際芸術祭や三陸国際芸術祭などの現場に、その可能性をさぐります。

ローカルとグローバル、美術館が進む道

9月16日(土)16:00 - 18:00

講師:木村絵理子


地域社会に目を配ると同時に海外の動きにも反応し、絶えず変化を遂げる美術館の姿に迫ります。コロナ禍が終わりを迎えつつあり、国境を越えた人の移動が戻るなか、展覧会や芸術祭の舞台となる美術館はこの3年を経てどのように変わろうとしているのでしょうか。講師がキュレーターを務める横浜美術館およびヨコハマトリエンナーレを軸に、歴史や海外の事例などにも触れながら、来るべき美術館像について思いをめぐらせます。