アートト

時代の転換期に、アートは

スクール

戦時下美術教育と「構成」のゆくえ

7月17日(土)13:00 – 15:00

講師:成相肇


1930年代、日本に流入したバウハウスの影響を受け、「構成教育」が提唱されました。「シュパンヌンク」など独特の用語で注目され、一時期強い影響力を持って波及しましたが、戦時期をまたいでその内容は変質しながら現在まで名残をとどめることになります。構成教育とは何であったのか、そもそもこの「構成」という語はどこからやってきたのか、そしてどのように解釈され、引き継がれたのか。時局を見据えながら大きなうねりを見せた美術教育についてお話しします。

揺れる言語と表現を ー 大正期の芸術について

10月9日(土)13:00 – 15:00

講師:小澤慶介


海外の文化が流入し、都市の勃興と地方が生み出されていった大正時代、表現者たちは何をよりどころとして表現に向き合っていったのでしょうか。ドイツに渡りダダの活動を経験して帰国した村山知義のマヴォ、路上の人々や現象をつぶさに観察した今和次郎の考現学、西洋と日本の間で建築の言語を探った分離派建築会、さらに日本の西洋化を扱った谷崎潤一郎の小説などに触れながら、激動の時代を読み解きます。

人間と表現の変容 ― 第一次世界大戦とアート

12月4日(土)13:00 – 15:00

講師:小澤慶介


劇的な機会化と産業化の達成という点で近代社会の到達点ともいえる第一次世界大戦は、その過大なエネルギーによる破壊のため、人間の理性をも傷つけてしまいました。その時代、アートはそうした時代の転換点にどのような表現を投げかけたのでしょうか。ゲオルゲ・グロッスやオットー・ディクスをはじめ、ウィリアム・オーペンやフェリックス・ヴァロットンなどの絵画作品に触れながら、近代社会と人間について考えます。