アートト

アーティスト (Ar)

スクール

アーティスト(Ar) 全14回

2021年6月〜2022年1月 日曜日 13:00〜15:30  ※プレゼンテーションの回は、13:0016:00

私たちが生きる時代や社会をどう読み解き、表現してゆくのか。またアーティストとして自立するためには何をなすべきか。同時代に対する視点の獲得とその表現への展開方法について、ディスカッションやプレゼンテーションをとおして学びます。受講資格は特になく、作品を制作していれば、どなたでも受講することができます。すべての回は、美術家の森弘治と小澤慶介によって行われます。また、一部で美術家の森田浩彰をゲストに迎えて行います。

 

作品のプレゼンテーション

6月13日(日)13:00 – 16:00


受講生がこれまでに制作した作品や活動を発表します。限られた時間で、制作動機や素材・形式の選択、展示方法などについてわかりやすい言葉で伝え、講師やメンバーとともに発展の可能性をさぐります。

制作動機と作品の自己分析

6月27日(日)13:00 – 15:30


初回のプレゼンテーションを経て、各受講生の強みと弱みについて分析します。思考や制作の傾向を客観的に把握することで、これまでの制作方法を見直し、新たに強化すべき思考やスキルなどについて見極めます。

同時代に対する視点を探る WS

7月4日(日)13:00 – 15:30


制作の動機を受講生自らのうちにではなく、世の中で今起こっていることに見出すワークショップを行います。パンデミックや気候変動、経済の停滞など、日々刻々と状況が変わるなかで、受講生は表現者として何に関心を持っているのか。それらを選び出し、整理することで、受講生の視点と思考方法を客観的に捉えます。

同時代性と表現の種

7月18日(日)13:00 – 15:30


前回のワークショップで取り上げた事柄や現象、人物などについてさらに掘り下げます。なぜそれらに関心を持ったのか、またそれらは社会空間において具体的にどのように存在あるいは展開しているのかについて言語化して捉えます。さらに、それらから作品を構想する上で必要な要素についても考えはじめます。

表現の種から作品を考える

8月1日(日)13:00 – 15:30


受講生各自が関心を持った事柄から作品を構想します。なぜ、今、それを伝えたいのかに心を配りながら、形式や素材、サイズなどの要素を選んでゆきます。また、関連する作品や議論などを踏まえた上で、この時代に適った表現方法を検討します。表現が受講生の趣味に陥らないように気をつけながら、その同時代性をさぐります。

作品を成立させるための要素を考える

8月29日(日)13:00 – 15:30


表現を作品として成立させるため、踏まえるべきことを確認します。自らの関心と世の中で起こっていることがどのように関係して同時代を表すのか。同じ主題でも絵画や写真、映像、インスタレーション、パフォーマンスによって表現にどのような違いが生まれるのか。作品が同時代を語り出すように心を配りながら、形式や素材などの選択を見極めます。

新作のプレゼンテーション

9月19日(日)13:00 – 16:00


前半をとおして、獲得した同時代への視点とそれを主題にした作品を発表します。形式や素材などの要素のみならず、参照にした具体的な事柄や議論、学説なども踏まえ、わかりやすい言葉で主題や制作意図などについて伝えます。また、講師やメンバーからフィードバックを得て、作品の展開可能性を見極めます。

「空間」から作品を考える

10月3日(日)13:00 – 15:30


後半では、空間をキーワードにしながら引き続き作品づくりをします。どのような形態であれ、作品と空間という概念は切り離して考えることができません。作品の空間、作品が展示される空間、そしてそれらを包み込んでいる社会空間。それらの関係がどのようなものかを意識しながら、受講生の作品づくりの方向性を見極めます。

空間を読み解く力をつける WS

10月17日(日)13:00 – 15:30


空間という概念は何を意味するのかについてさぐるために、街に出て具体的に社会空間がどのように成立しているのかを考察します。イメージを撮りため、持ち寄り、写し出された空間の成立要素を検討します。ふだんはあまり意識しない空間ですが、その背後にはどのような力が潜んでいるでしょうか。

歴史と記憶から空間を読みこむ

11月14日(日)13:00 – 15:30


一見しただけではわからない土地や建物の歴史や記憶を作品はどう扱うことができるのかについて考えます。芸術祭や国際展などでは、よく廃墟や屋外に作品が展示されることがありますが、土地の歴史や空間の記憶を扱うことで作品の表情はより豊かになるでしょう。時間という要素を取り込みながら空間に展開する方法を探ります。

作品から展示空間へ

11月28日(日)13:00 – 15:30


同時代に対する視点や関心から生まれた表現を作品として成立させるために、具体的な展示空間を思い描きながらその強度を高めてゆく思考実験です。表現の主題、形式、選んだ素材、サイズ、重さ、形、展示空間を検討しながら、時に調整し、最適な関係を導き出します。

作品を展覧会でよく見せるために

12月5日(日)13:00 – 15:30


具体的な展示方法について検討します。作品のサイズや展示空間、使用する機材、鑑賞者の作品体験などを想定しながら、時に関連する作品や展覧会を参照し、作品展示のシミュレーションをします。講師やメンバーからフィードバックを受け、プレゼンテーションに向けて、作品を仕上げるための調整を行います。

新作のプレゼンテーション

2022年1月9日(日)13:00 – 16:00


前半、後半をとおして制作した作品を発表します。自らの視点や問題意識、制作動機、造形における諸要素の関係に心を配りながら、わかりやすい言葉で伝えます。講師やメンバーからのフィードバックを受け、自らの制作を客観的に見つめ直し、さらなる発展の可能性をさぐります。

自立したアーティストになるために

2022年1月23日(日)13:00 – 15:30


発表した新作について、到達点と課題の見極めを行い、さらなる展開の方向性について検討します。アーティストは、作品を作るだけではなく、そのために文献や資料を当たったり、人脈を築いたりして、自発的に発表の場を確保してゆかなければなりません。自立したアーティストになるための条件なるものを検討してみます。